おもしろき こともなき世におもしろく-続く下の句-

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“おもしろき こともなき世におもしろく”
続く下の句をご存じでしょうか?

前回、面白いの語源を紹介するといいつつ…

その前に紹介したいと思ったので

今回はこの句をご紹介しますね。

おもしろき こともなき世におもしろく

これは
幕末の革命児
として活躍した

高杉晋作の辞世の句
として有名ですよね。

世「を」面白く
世「に」面白く
両説あるようです。

彼を看病していた
野村望東尼(もとに)さん
という女流歌人が

下の句を
付け加えています。

すみなしものは心なりけり

上の句だけ読んで、

世の中は
面白くないから
自分が面白い世にしよう!

といった意味で
とらえている方が
多いようです。

下の句が加わると
意味合いが変わってきます。

下の句は
「するものは心である」
という意味です。

上の句と
あわせた意味は

面白くもない世の中を

面白くするのは心である

つまり、

世の中を面白く変えてやる
という外に対しての
意図
ではなく、

自分の心のありようを変える
という意図
になります。

人が幸せに生きるためには
どうしたら良いか?

今から150年前にも
そういった真理は
言葉として
残されている訳です。

古来から伝わる
歴史や言葉には

今を幸せに生きる
ヒントが沢山
隠されています。

高杉晋作の句にもある
「面白い」という言葉

次回はちゃんと
語源をご紹介しますね^^

本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!

※こちらのブログは2020年10月8日に公式Lineで配信した内容を一部編集して掲載しています。

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